筑波大学 ソーシャルネットワーク研究室

研究室についてLaboratory

研究概要

ソーシャルネットワーク研究室では、複雑な社会の深い理解に資する実証的/理論的研究、および社会課題の解決に資する基礎技術の開発に「ネットワーク」をキーワードとして、取り組んでいます。

具体的な研究テーマについては、研究紹介のページおよび業績リストもご参照ください。

キーワード:

ネットワーク科学、計算社会科学、ソーシャルネットワーク分析、グラフアルゴリズム

研究室へのアクセスおよび連絡先

住所:
茨城県つくば市天王台 1-1-1
筑波大学 システム情報系 情報工学域

連絡先:
筑波大学 システム情報系 准教授 津川 翔
Email:  s-tugawa [atmark] cs.tsukuba.ac.jp

配属希望の学生の方へ

  • 筑波大学情報学群情報メディア創成学類および情報科学類の学生の方:4年次の卒業研究を当研究室で実施することができます。例年、配属定員は、創成学類: 3 名、科学類:若干名 (0 or 1) です。配属のシーズンには具体的な情報がアナウンスされます。
  • 筑波大学の上記学類以外の方、他大学の方:大学院の修士課程で情報理工学位プログラムに入学することを検討してください。受け入れの可否について、事前に津川までご相談ください。
  • 修士課程で当研究室での研究を希望される方:本研究室の研究に興味を持ち、熱意を持って研究に取り組む意欲のある学生を筑波大学内外から受け入れます。4年制の大学の情報系の学部・学科卒程度のコンピュータサイエンス分野に対する理解を有することが望ましいです。情報系以外のバックグラウンドの方であっても、スクリプト言語 (主として Python) を用いたプログラミングや、Linux の操作が苦にならない程度のリテラシーを有することが望ましいです。受け入れの可否は、その年の状況にも依存しますので、受験を検討する場合には、早めに津川までご相談ください。情報理工学位プログラムの入試に関する情報も参照してください。
  • 博士課程 (博士後期課程) での研究を希望される方:本研究室の研究に興味を持ち、熱意を持って研究に取り組む意欲があり、当該分野におけるレベルの高い研究を実施したい、あるいはそのような能力を高めたい学生を筑波大学内外から受け入れます。論文執筆に必要な基本的な英語力、プログラミングの経験、数理的な素養を有する人を歓迎します。社会人や他大学出身の方も受け入れています。受け入れの可否は、その年の状況にも依存しますので、受験を検討する場合には、早めに津川までご相談ください。情報理工学位プログラムの入試に関する情報も参照してください。
  • 研究生を希望される方:現在、研究生は受け入れておりません。

企業の方へ

ソーシャルネットワーク研究室では、企業や研究機関との共同研究を募集しています。グラフ構造を有するデータ、ソーシャルメディアのデータ、人と人とのインタラクションのデータ等の解析や、ネットワークの数理モデル、社会シミュレーションなどのトピックに関して広く相談を受け付けます。どのような連携の形態がよいかは、ケースバイケースですので、以下をお読みの上、ご相談ください。

成果を論文として発表することを前提に、大学と企業で定期的な打合せを実施しながら課題解決を目指す形は「共同研究」として実施可能です。規模感としては、1件1年あたり100万円程度からを目安に、津川に加えて研究室の学生を1人プロジェクトに割当て、研究会/国際会議等での発表を目指します。これまでの経験上、ある程度長期的なスパンで成果を挙げることを目指して、複数年度で実施することを前提としていただけるとうまくいきやすい印象を持っています。契約面での詳細については、本学の産学連携のページもご参照ください。

必ずしも論文を書くことは目的としないが、本研究室からの技術的なアドバイスが必要である場合、「技術相談」、「学術指導」という形でお受けできる可能性があります。津川と技術顧問契約を結んでいただき、定期、不定期な打合せの場で、技術紹介やコンサルティングをさせていただくというのが典型的な形です。単発のクローズドなセミナーを開催するという形も可能です。金額は頻度や時間、内容 (準備に必要な時間) に依存しますが、1時間あたり2、3万円からを目安にお考えください。フォーマルな秘密保持契約が必要なく、お互いにゆるく関係性を維持したいような需要がありましたら、「奨学寄付金」の形で本研究室にご寄付いただくのも歓迎いたします。

現在のところ、論文は書かずに開発を主目的として、その開発を大学側が主導するような形態はお引き受けできない可能性が高いです。